(知事)
よろしくお願いします。
(幹事社)
幹事社のテレビ静岡です。よろしくお願いします。
まず参議院選挙について伺います。7月3日に公示が予定されている参議院議員選挙について、知事は今回の参院選の焦点はどこにあり、また知事としてどのような点に注目したいと考えますか。また、知事ご自身が特定の候補者の応援に入るご予定はありますか。
(知事)
はい。ここのところ物価が高騰を続けておりまして、物価高騰対策で各党とも減税でありますとか、給付金でありますとか、さまざまな対策を打ち出しておりますけれども、それらが長期的に見て、本当にこの国にとっていいことなのかどうか、そういうところをしっかりと見極めていかなければいけないというふうに思います。
特に減税というのは後々非常に大きな影響がさまざまなところに出てまいりますので、短期的な経済対策で行うべきかどうかというのは、疑問が残るところでございます。そうした点は、よく注視をしていかなければいけないというふうに思います。
選挙の応援に関しましては、いつも申し上げているとおり、県内については応援にはいかないということでございますし、参議院の場合はこれまでもあまり要請を受けたこともございませんので、今のところも特に応援要請ございませんので、特に行くことはないかなと思っております。
(幹事社)
ありがとうございます。
2点目に通常国会が今日で事実上の閉会となります。知事として今国会での議論や政府の対応をどう受け止めていらっしゃいますか。
(知事)
そうですね。今国会中はやっぱり一番の焦点は、米国の関税対策でございますけれども、追加関税の交渉期限が迫っている中で、まだまだなかなか合意点が見いだせてないということが大変心配でございます。特に自動車関連が多い静岡県にとっては、この後、影響が出てくる可能性がありますので、しっかりと政府に対応していただきたいと思いますし、一方ここへ来て、イスラエルとイランの紛争が勃発をいたしまして、非常に中東情勢が緊迫化している中で、原油価格が今後どうなるかということも心配ですし、国際情勢が不安定になることも大変心配でございますので、こうした点にしっかり政府として対応いただきたいというふうに思います。
国会に関して言えば、先ほどちょっとお話ししたことに関連しますけれども、いま与野党の状況が拮抗している中で、どうしても場当たり的なサービス合戦に終始をしているようなところも見受けられますので、しっかりとですね、長期的な視野に立った議論、責任ある議論をしていただきたいと思いますし、 あと企業・団体献金等、懸案となっている課題等もですね、また先送りになっておりますので、こうした点は与党にも野党にも関係することでございますので、 しっかり国会で議論をしていただきたいというふうに思います。以上でございます。
(幹事社)
ありがとうございました。
ただいまの幹事社質問に関する知事の回答について質問のある社はお願いします。
(記者)
すいません、中日新聞です。
先ほど参院選の公約に関してですね、減税については短期的な経済対策で行うべきか疑問というふうにおっしゃいました。与党側ですね、現金給付ということを掲げてるんですけど、現金給付の手法について知事はどのようにお考えでしょうか。
(知事)
そうですね、これもどこまでですね、効果があるのかっていうのはよくわかりませんし、あまりなんていいますかね、サービス合戦になってはいけませんので、しっかり、基本的には財源の問題含めて、責任ある議論をやっていただきたいというふうに思います。
(記者)
わかりました。ありがとうございます。
関連して現金給付に関してですね、実務は基礎自治体というか自治体がやるに当たって千葉県知事などはですね、自治体を疲弊させると言って苦言を呈してるわけですけれど、この現金給付の自治体の負担、事務負担について、知事はどのようにお考えでしょうか。
(知事)
これは私もかつて基礎自治体の首長やってた経験もありますけども、大変これ事務負担大きいというふうに思います。 何かですね、マイナンバーカードがもっともっと普及をしてですね、もっとスムーズに給付できるような体制になれば別ですけれども、今の状況ですと、やっぱり事務方の負担が大きくなることが懸念されることだというふうに思います。
(幹事社)
他に幹事社質問関連の質問はございますか。その他の質問のある社はお願いします。 |